中小企業診断士に限ったコトではないですが、勢いで、うっかり独立してしまうと大変です。しばらく、「収入ゼロ」ということもありえます。その辛さをシミュレーションで見てみましょう。というお話です。
1.モデル(30代)
中小企業診断士の資格を取得すると、「独立」の2文字が頭をよぎります。でも、勢いで、うっかり独立してしまうと大変です。「収入ゼロ」という現実と対面することになります。
「収入ゼロ」をシミュレーションする対象として「30歳~39歳の家庭」とします。その1か月あたりの平均支出を下記のように仮定します。
貯金は、30代単身者の平均を参考に300万円と仮定します。(中央値は40万です。)
2.シミュレーション(4月から独立)
上記のモデルを前提として、4月からうっかり独立してしまって、仕事を得ることができないケースを単純化してグラフにすると下記の様になります。
3.収入ゼロの苦痛
それまで、コツコツと貯めてきた貯金があっという間に減っていくのがわかります。収入を得ない限り、この貯金の減少は止まりません。生活費も削ることも難しそうです。
「収入ゼロの苦痛」を少しは理解できたでしょうか?
4.本当はもっと大変
中小企業診断士になる場合は、学習や実務補習、中小企業診断協会の入会金などで、貯金を使うので、もっと厳しいはずです。
中小企業診断協会関係にかかる費用(年間)
さらに、中小企業診断士として活動をするので、月々の支出は増えます。
上記の支出を踏まえると、もっと貯金の減りが速くなります。
「収入ゼロの苦痛」を少しは理解できたでしょうか?こうならないために、計画と事前の準備が大切です。
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