独立する判断をしなければいけない人生イベントが存在しますが、企業は教えてくれないこともあります。ある日、突然、遭遇してから考えるのではなく、把握して、人生計画に組み込んでおくことが必要です。
1.さまざまな年代の独立開業
中小企業診断士として活動していると、さまざまな年代の人の、独立開業の姿を見ることがあります。中小企業診断士としての独立に限った話ではないですが、独立のタイミングを決めて、準備することで、独立開業後の活動のしやすさや確実性が変わることは実感します。
2.主な人生イベント
さまざまな独立開業の理由を聞いていると、人生後半には、年代ごとに、明確な人生イベントが存在します。人生前半とことなり、何かしらのカタチで、万人に訪れます。
2-1.主な人生イベント40代
企業が教えてくれないのは、「40代の時に迎える分岐点」があります。その後も、その企業の中で中心的に活動できるのか、端に追いやられるのかは、いつの間にか決まって、気が付けば、その企業に居づらくなったりします。
2-2.主な人生イベント50代
企業が教えてくれますが、そのインパクトの大きさは、なってみると想像以上にあるのが「役職定年」です。役職定年を迎えてから、その後の人生を考えるのは、タイミング的に遅いイメージを受けます。事前に、役職定年を想定した仕込みが、その後の人生を左右するように思います。
2-3.主な人生イベント60代
だいぶ前から、企業が教えてくれますが、それゆえに、その後の準備が遅れてしまうのが、定年ではないでしょうか?わかっていたけど、いざ、近づくと、それから、仕事の環境を変えることが怖くなります。定年を人生の転機と定め、事前から10数年かけて準備したひとと、直前に準備した人は、やはり、その後の人生を左右するように思います。