中小企業診断士の活動をはじめると、いろいろな文化があることに気が付きます。その中に、互いの呼び方の後ろに「先生」とつけるのと、つけないの流儀が違う文化があります。というお話です。
1.先生と呼ぶ派
「必ず〇〇先生とつけなさい」という人達がいます。今どきのひとは、こういわれると怪訝な顔をする人も多いと思いますが、これは、そう呼ばれたいという訳ではなく、昔に発生した風習考えた方がよいです。
このような風習がある文化圏では、郷に入っては郷に従えということで、互いに「〇〇先生」と呼びましょう。あらがってもしょうがないですし、○○さんと呼びかけると怒られます。習慣なのです。
2.先生と呼んではいけない派
「先生と呼ぶ派」に対して、「先生と呼んではいけない派」の文化圏も存在します。ポイントは、「先生とは呼ばない」ではなく、「先生とは、呼んではいけない」というところです。この文化圏では、「〇〇先生」と呼ぶと怒られます。これも、そういう風習と考えて、その文化圏では「○○さん」と呼びましょう。
3.どっちがいいという話ではない
対照的な、2つの文化圏のお話を書きましたが、どっちが良くて、どっちが悪いというお話ではありません。風習っていうのが古臭くて嫌だという人もいると思いますが、「先生と呼ぶ派」は古くからある風習で、「先生と呼んではいけない派」は新しい風習で、どちらも風習です。
中小企業診断士の長い歴史の中で、色々なコトが生まれています。
4.ややこしい現実
いくつかのクラスタに所属していると、「先生と呼ぶ派」のクラスタと、「先生と呼んではいけない派」のクラスタの両方に所属する場合があります。そうすると、ややこしくなり、先生と呼んではいけないところで呼んでしまったり、先生と呼ばなくてはいけないところで呼ばなかったりしてしまいます。
5.受け入れられない人もいる
こういうことを受け入れられない人もいます。そういう人達は、協会に入らずに、別にクラスタを作っていたりします。こういうことが受け入れられない人は、そういうところに所属すると、よいかと思います。
理解すれば些細なことであることと、変えることができないことがわかります。こういうことを事前に知っていれば、面食らうことなく、幻滅することなく、中小企業診断士界隈を歩くことができます。
このようなことで中小企業診断士を嫌いにならずに、診断士ライフを堪能していただきたいと思います。
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