中小企業診断士ウォッチャーのここだけのお話

中小企業診断士に関することをお伝えするブログです。 特に、中小企業診断士として登録後の世界を中心に書いていきます。中小企業診断士について知っていただければ幸いです。他に、中小企業診断士業界に関する知識や情報、話題や豆知識などを書いていきます。

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中小企業診断士はスタートラインが違う

中小企業診断士になるとよくわかりますが、本当に多種多様で、さまざまな人がいます。この多様性を生んでいる理由の一つが、中小企業診断士試験を受験する敷居の低さにあると考えられます。というお話です。
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1.中小企業診断士試験を受験する敷居の低さ

中小企業診断士試験の受験資格では、年齢、学歴など問われません(登録時には、未成年や破産者で復権を得ない人などのある程度の制限はあります)。そのため、受けようと思えば、手続きをして、誰でも受験することができます。

詳しくは、中小企業診断士第1次試験案内をご覧ください。
令和2年度(2020年度)中小企業診断士 第1次試験案内・申込書

2.スタートラインが異なる人々

誰でも受験できるため、受験生もさまざまな人がいます。それぞれの学習歴もことなるので、合格に限りなく近い人、とても遠い人など、スタートラインはバラバラです。それぞれに想いを抱いて勉強のスタートを切ります。

3.勉強時間は当てにならない

必要な勉強時間は、1000時間から1500時間と言われていますが、人それぞれスタートラインが異なるので、真に受けてはいけません。合格に近い人は、そんなに時間が必要ありません。でも、遠い人は、その分だけもっと時間が必要です。

4.合格体験記の読み方

ストレート合格をした人の話を聞くと、そういうのも可能なんだと思いますけど、スタートラインの違いを確認した方がよいです。合格に近い人は、中小企業診断士の勉強を始める前から、既に勉強をしていて、勉強習慣がついていたりします。すでに、勉強道を走り続けていて、体が十分に温まっているのです。
これから、勉強道を走り始める人は、準備運動から始めないと、足をくじいてしまうこともあります。

5.同じトラックを走っている

陸上競技で使われるトラックをイメージしてみてください。ヨコを走っている人は、実は、トラックをもう何周もしていて、ゴール直前の人だったりすることがあります。でも、同じ受験仲間なので、優しく接してくれるので、そういうことがわからないことがあります。
なので、自分が走らないといけない距離をキチンと把握して、人と比べず、焦らず、自分らしく合格へ向けてはしることが必要です。

6.合格すれば最低限のラインは揃う

そして、中小企業診断士試験の面白いところが、スタートラインは違っても、合格すれば、最低限の知識のレベルは揃うということです。もちろん、知識の上の方はひとぞれぞれです。こういう仕組みの試験なので、多種多様でさまざまなひとが、共通言語で話せる不思議な世界が現れます。これは、中小企業診断士の魅力の一つです。ぜひ、味わっていただきたいものです。



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