最近、中小企業診断士試験関連の情報をまとめているときに、自分の診断士受験期間のことを思い返すことがあります。そして、思い出したのが「近道」を探していたことです。
1.他人から習うこと
私は、社会に出てから、ほとんどのことを独学で身に着けてきました。「書籍を読んで、試してみて、試行錯誤する」を繰り返して、仕事としてつかえるレベルのモノを身に着けることができていました。今思えば、他人から習うことで、もっと効率よくできたとは思いますが、時間はかけてやっていました。
そして、中小企業診断士の受験勉強がはじめて「他人から習うこと」でした。
2.近道を選ぶ
今思えば、慣れない近道を選びました。そのころ、受験校のチラシにも、いろいろな甘い言葉が書かれていました。その頃、中小企業診断士の資格に対して認識が甘くて、「ちょっと難しいけど、1年で受かることもあるらしいし、教えてくれる学校もあるから、通えばいけるのかな?」という感じでした。まさに、お金を使って近道を通ろうと考えていました。今思えば、非常に甘い認識でした。
3.近道はある
自分が得意な分野で、「誰もが大変だということを、簡単にこなす」という経験はありました。こなす側にいると、いくつかのコツがあることはわかります。でも、そのコツを身に着けたのは、かなりの時間と労力をかけてやっていたと今はわかります。
近道を語る人は、その近道の入り口に立つまでに語らない努力があるのです。