中小企業診断士の世界の構成は、やや複雑なところがあります。「中小企業診断士バッジ」から読み解くことができます。というお話です。
1.中小企業診断士の世界の構成
中小企業診断士として登録した後、5年ごとに更新が必要になるコト以外は、特に縛りがありません。更新以外に何かを強制されることもありません。何が情報がやってくる訳でもなく、一見、何もない世界の様に見えます。
実は、その何もない世界の隣に、中小企業診断士を取り巻くエコシステムがあります。その中心に中小企業診断士の業界団体である「中小企業診断協会」があります。中小企業診断士であれば、どなたでも、入会することができます。他に、中小企業を支援する機関や、民間企業が中小企業診断士と連携して仕事をしています。
2.中小企業診断士登録証
中小企業診断士に登録すると、手元に「中小企業診断士登録証」が届きます。これは、中小企業診断士であることを示すモノです。中小企業を支援する機関と仕事をするときに、「中小企業診断士登録証」に書かれている番号を求められることがあります。さらに、「中小企業診断士登録証」のコピーの提出を求められることがあります。
3.中小企業診断士バッジ
中小企業診断士に登録しても、手元に「中小企業診断士バッジ」は届きません。「中小企業診断士バッジ」は中小企業診断協会が、中小企業診断士のブランド力向上を目的に、会員へ貸与しているモノなので、中小企業診断協会に入会しないと手に入りません。所属している都道府県協会によって、貸与が無料か有料は異なります。
※手帳も、中小企業診断協会員でないと購入できません。
www.marcop.info
4.中小企業診断士であるかどうかはバッジは関係ない
海賊診断士の人たちで、バッジを付けている人を見たことがありません。協会に所属している海賊診断士でも、「あれ?どこにあるかな~」などと言います。
協会に所属している診断士でも、バッジを付けていない人は多くいます。中小企業診断協会の想いが全ての会員に伝わっていないことは残念に思います。私は、バッジを身に着けると身が引き締まる思いがするので付けています。
中小企業診断士の業界構成を理解すると、中小企業診断士として行動しやすくなります。参考にしていただけると幸いです。
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