中小企業診断士の資格を取得しても、中小企業診断士として活動しない人もいます。活動していない理由のひとつ「勤め先の仕事を優先している」についてのお話です。
1.中小企業診断士の活動を行っていない理由の半数以上を占める
中小企業診断協会が数年に一度実施しているアンケートがあります。2016年に実施されたアンケート結果から、中小企業診断士として活動していない人の理由として「会社の仕事に追われ、時間と余裕がないから(28.2%)」と「会社との契約上、副業ができないから(23.1%)」があります。どちらも、現在の勤め先の仕事を優先していることを示していると考えられます。二つの回答は合わせて51.3%になり半数以上を占めています。
2.独立しなければ必然
実は、私も、中小企業診断士の資格を取得しあとは、同じく勤め先の仕事を優先していて、多忙な仕事だったため、中小企業診断士の活動をしていませんでした。
業種や働き方にもよると思いますが、中小企業診断士で独立を選ばなければ、既存の仕事で手一杯なので、この回答は必然だと思います。
3.副業禁止
その中でも「副業禁止」を理由に挙げている人も多くいます。去年、副業を解禁する企業のニュースをよく見かけたので、アンケートを実施した2016年の状況とは大きく変わってる可能性があります。
4.働き方が変わる
副業の解禁やテレワークの普及、働き方改革の効果がこれからより多く現れるように思います。もしかしたら、中小企業診断士として活動をする人の割合(※)も大きく増えるのかもしれます。もしくは、もう、変わっているのかもしれません。
※2016年に実施されたアンケート結果から、中小企業診断士として活動していない人の割合は36.8%です。
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