中小企業診断士の中には、「大企業を相手に仕事するのがイイ」と主張する人がいます。確かに、大企業と仕事をしている中小企業診断士の人もいます。では、「実際のところはどうなのか?」というお話です。
1.大企業の経営支援
大企業の経営支援は、普通、個人に頼まれることはありません。大手コンサルファームが請け負うことが普通です。中小企業診断士がコンサルファームに所属していて、大企業のコンサルティングに参加することはあり得ます。あと、考えられるのは、特定の分野に長けたひとが、その分野に関して経営コンサルティングに関わるケースです。
でも、基本的に、中小企業診断士として「大企業の経営支援」をすることはないと思ってください。
2.アンケートの結果からみる実態
中小企業診断士の実態を知るために参考になるのがアンケートの結果※です。その結果から、「中小企業診断士が行う「経営支援」の9割は中小企業・小規模企業」ということがわかります。
それでも、診断業務で1.6%と、経営支援の1.5%は、中小・小規模企業以外という答えはあることも分かります。それ以上のことは、このアンケートからはわかりません
3.中小企業診断士は、中小企業の経営コンサルタント
大企業と中小企業は、組織の規模も形態、取り巻く環境も違います。なので、大企業に対して大手コンサルファームが行うコンサルティングと、中小企業に対して中小企業診断士が行うコンサルティングは求められるモノが違うし、やり方も違います。
経営支援の仕事のプロセス基礎編(3分でわかる中小企業診断士の仕事)
なのでターゲットを中小企業にしぼって、コンサルティング技術を磨くことをお勧めします。
大手コンサルファームのやり方の中にも参考になることは多いので、勉強をしておいて損はありません。
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