中小企業診断士の界隈では、さまざまな小集団活動が行われています。その活動のすべてがうまくいっているわけではありません。そして、それぞれの組織の栄枯盛衰の中に学びがあります。これは、中小企業診断士に限った話ではなく、組織のお話です。
1.栄枯盛衰
中小企業診断士の界隈では、さまざまな小集団活動が行われています。その活動のすべてがうまくいっているわけではありません。
活動が活発で、新しく参加する人が毎年増えるようなところもあれば、人が集まらず活動が減っていくところもあります。
中小企業の経営コンサルタントと呼ばれる中小企業診断士のあつまりでも、組織運営が必ずうまくいくわけではありません。
2.繁栄する理由
何かしら活動をはじめるためには、ある程度の人が必要になります。そして、人を集めるために必要なモノがあります。それは、「期待」です。
「何かいいことがあるかも」と人が期待できるモノがある組織には、人があつまってきます。そして、その期待に応える何かがあると、人はとどまり、さらに人を呼びます。
3.衰退する理由
衰退する理由は、繁栄する理由の反対を考えると分かりやすいです。もともと、あった「期待」がなくなったり、「なにかいいこと」が分配しきってしまい、新しく参入した人に渡せなくなったりして、組織に期待できるモノがない場合、その組織は衰退します。中には、期待したモノを得ることができないため、その組織を攻撃して壊そうとする人も現れます。
4.見極め方
どの組織も人を集めるために「期待」を語ります。その真偽を見極めるためには、その「期待」が、まだ、その組織の中にあるのか?あったとしても枯渇するようなものか否か?を考えると良いです。
例えば、「何か仕事を分け与えること」を「期待」として掲げているところは、ある一定の人数が集まったときに、期待が枯渇しやすいです。逆に、与えても減らないモノは「知識」や「スキル」を得ることを「期待」として掲げているところです。しかし、この場合、自分が「知識・スキル」を得ることができない場合、攻撃する側に回る人もでてきます。見極めるときに、注意が必要です。
具体的に、見極める方法は、その組織に残っている人を見ることです。その人たちがなぜその組織に残っているのか見てみると、伝わってくるものがあります。もし、残っている理由がわからないときは、聞いてみるとよいです。
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