中小企業診断士として活動を始めると、専門性を問われることがあります。その専門性とは何でしょうか?というお話です。
1.専門性を聞かれるのは、2年目以降
中小企業診断士になりたての1年目は、「強み」をよく聞かれます。2年目以降になると、強みの代わりに、専門性を問われることがあります。
専門性と問われても、どう答えればいいか悩んでしまいますが、要は、「あなたは、どんなことができるの?(どんなことをやってきたの?)」ということを尋ねているのです。
2.専門性とは
中小企業診断士の主な仕事は4つ(経営支援、研修・セミナー、執筆、補助金の申請支援)ありますが、専門性の面から見ると、それらの仕事で、「どんなテーマを扱ったのか(扱えるのか)」という事になります。そのテーマそれぞれに、それぞれの専門性を求められ、知識や経験がないと参入できません。専門性という参入障壁が存在します。
3.アンケートからみる「専門性」
中小企業診断協会が実施したアンケート※から「専門性」を見つけることができます。
下記に転記しました。見てみると中小企業診断士に求められる「専門性」というのがイメージできます。
- ベンチャー・創業支援
- 経営革新・経営改善支援
- 販路拡大、販促支援
- 地域資源活用(農商工等連携、6次産業化など)支援
- 新分野進出支援
- 事業再生、再チャレンジ支援
- 事業承継支援
- 事業転換支援
- 国際化・海外展開支援
- 情報化戦略支援
- 人材教育、雇用、労務関係支援
- 商店街・商業集積・街おこし支援
- ものづくり(生産管理、製品・技術開発)支援
- 省エネ・環境保全支援
- ISO認証支援
- 財務、資金繰り支援
- 産廃診断支援
- その他
(2016年度のアンケートの「コンサルタント業務のテーマ」について尋ねている問15の選択肢より転記)
どんな専門性が自分に適していて、どんな仕事をすれば、その専門性がいきるのかのヒントになります。
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