中小企業診断士は中小企業のコンサルタントという役割があります。なので、仕事は相談される側です。でも、中小企業診断士として活動を始めるときに必要になるのは「相談する力」です。というお話です。
1.悩むムダ
生産性を下げる要因としてムリ・ムラ・ムダがありますが、ムダの中には、「悩むムダ」があります。「悩む」ことがムダといわれると、「違うんじゃないのか」と思う方もいると思いますが、ただ悩むという行為は、過去のできごとを思い出して後悔するだけか、未来に起こるかもしれないことを不安に思うだけの場合は、どちらも何も変わらない(=何も生み出さない)ため、生産性から考えるとムダなのです。
2.分からない事は、聞くのが早い
悩んだときに、調べて解決できずに、悩みが続く場合は、実績のある人に聞くことが一番です。悩んでロジックで解決策が見えない場合は、他者がどう考えて何をしたのか、そしてどうなったのか聞くことが参考になります。特に、経験したことのない世界に関する場合は有効です。
3.聞く相手はひとりじゃない
相談は複数人にしましょう。ひとりのヒトの意見は、その人の環境やそれまでの経験によりバイアスがかかっています。そのまま、、自分の状況にあてはまりません。そういう背景も踏まえて、複数人の意見を参考にすると自分に合った解決案が見えてきます。
4.コンサルティングの効果
なんだかんだ言っても、相談すること=第三者の目から見た意見を聞くことは、効果が大きいです。ひとりで考えることの限界を知るとともに、その限界を突破する機会になります。また、相談することで相手の、コンサルティングスキルを知ることができるし、相談する側の気持ちを知ることができるので、ご自身のコンサルティングスキル向上にも繋がります。
せっかく、コンサルタントに囲まれた環境にいるので、それを活かさない手はありません。
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