中小企業診断士の知名度向上のために、中小企業診断協会を中心に努力しているが、知名度はまだまだ低いです。というお話です。
1.中小企業診断士の登録者数
中小企業診断士の登録者数は、2019年の時点で、約27,000人です。この数が多いのか、少ないのか、他士業と比べてみると分かりやすいです。
税理士、社労士、弁護士と人数を並べてみると、一番少ないのが中小企業診断士です。
図表:各士業の人数(※1)
税理士 78,714人
社労士 42,153人
弁護士 41,118人
中小企業診断士 約27,000人
2.中小企業診断士は少ない(レアな存在)
中小企業診断士の知名度は低いですが、そもそも人数が少ないので会う機会が少ないです。エンカウントしないのです。存在がレアなのです。
3.メディアに出ても名乗れない・名乗らない
テレビや雑誌などのメディアで取り上げられると、世間での知名度は向上します。中小企業診断士がメディアに取り上げられることは残念ながら見たことがありません。
だからといって、中小企業診断士はメディアに出ていないのかというと、そうではありません。メジャーな番組への出演やビジネス系の雑誌でインタビューされていたりします。しかし、肩書が中小企業診断士となっていない場合が大多数です。
取り上げられた人に聞いてみると、中小企業診断士の存在を世の中に知られていないので、わかりやすい別の肩書で紹介されてしまうとのことでした。中には、自身のブランディングのために中小企業診断士を名乗らない人もいます。
4.有名人の中に中小企業診断士を取得した人はいる
有名人の中に中小企業診断士を取得した人はいる。勝間和代さんや、高田旭人さん(ジャパネットホールディングス社長)、両津勘吉さん(「こちら亀有公園前派出所」)がそうです。
現状、中小企業診断士の知名度は低いですが、世間の人が興味を持った時に、中小企業診断士に対するイメージが悪くては元も子もありません。
未来の診断士のたちのためにも、日頃の行動や発言に気をつけながら診断士ライフを送っていきましょう!
※1:税理士の人数は、2020年の税理士登録者数(日本税理士会連合会)。社労士の人数は、2019年の社会保険労務士会員数(社会保険労務士法人アイプラス)。弁護士の人数は、2019年の弁護士数(弁護士白書)。中小企業診断士の人数は、2019年の登録者数(経済産業省)。以上を参考に作成した図表です。
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