中小企業診断士ウォッチャーのここだけのお話

中小企業診断士に関することをお伝えするブログです。 特に、中小企業診断士として登録後の世界を中心に書いていきます。中小企業診断士について知っていただければ幸いです。他に、中小企業診断士業界に関する知識や情報、話題や豆知識などを書いていきます。

MENU

執筆のリアル(執筆編)

中小企業診断士になると執筆は身近な存在になります。これは、中小企業診断士を取得するメリットのひとつでもあります。
f:id:marco-p:20200916095715p:plain

1.執筆の案件

執筆の企画が採用されたら、いよいよ執筆です。一人で書くこともあれば、複数人で手分けして書くことがあります。
複数人で書く場合は、そのメンバーを集めることを企画者が行う必要があります。企画者が、そのままプロジェクトオーナーとなり最終納品まで責任を持つことになります。
そういうプロジェクトから声がかかることもあります。それも、執筆の仕事のひとつです。

www.marcop.info

2.執筆のステップ

いよいよ、執筆です。①テーマを深掘りして自分のものにする(企画の時点で自分のものになっているものを提案しているはず)②全体の構成を考える③文章を書いてみる④推敲する×∞というステップになります。

①テーマを深掘りして自分のものにする

これは、ステップというより前提条件的なモノでもあります。執筆前に、改めて、深堀りして、自身の理解の確認や、最新情報の収集を行います。

②全体の構成を考える

これは、書籍なら章と節、数ページの場合は節で、全体の構成を組み立てます。設計のプロセスです。

③文章を書いてみる

準備が整ったら、まず、書いてみます。書かないとはじまりません。最初から完璧な文章を書こうと思うと、なかなか進みません。まずは、書いてみることをお勧めします。

④推敲する×∞

このステップでは、書いた文章を見直し、誤字脱字はもちろん、文としておかしくないかを見直します。そして、前後の関係、全体から見ておかしくないか見直します。
このステップではプリントアウトして、赤ペンで修正を加えるやり方をお勧めします。そして、文章を修正し、また、プリントアウトして、赤ペンで修正を繰り返します。
読めば読むほど、修正箇所が見つかります。このステップがいちばん時間がかかります。

3.入稿

文章を推敲して納得できるものができたら、入稿(編集者へ提出)します。複数人で執筆に取り組んでいる場合は、お互いに文章を確認し合ってから、プロジェクトオーナーが入稿します。

4.初校の校正

入稿した原稿を編集者側で、チェックして、実際に掲載される形に整形されたもの(初校)が、戻てきます。ここで印刷物になることを実感します。ちょっと感動します。
その初校を執筆者本人が確認して、必要に応じて赤文字で訂正して、再度提出します。

5.その後

その後は、編集者側で、さまざまな作業を経て、出版物ができあがり、世の中に流通することになります。
中小企業診断士の業界内だけのものもあれば、書店に並ぶもの、行政機関の窓口にならぶもの、配布されるモノ、Web掲載のモノさまざまです。

以上が執筆のプロセスになります。いかがでしたでしょうか?これが執筆のリアルです。



\ 応援ありがとうございます /

にほんブログ村 士業ブログ 中小企業診断士へ

ブログランキングに参加しています。上のバナーをクリックしていただけると励みになります。