中小企業診断士は、中小企業の経営コンサルタントとしての役割を担っています。なので、経営支援の現場では、社長と話すことになります。というお話です。
1.相手は社長
中小企業診断士になって戸惑うことのひとつが「社長」と話すことです。それまでの職業人生で、社長と話す機会があまりないひとも多くいて、「社長」と聞いただけで尻込みしてしまうヒトもいます。さらに、中小企業の社長となるとパワフルな人も多いので、勢いで負けてしまう人もいます。
2.人のやっていることに口を挟む仕事
経営支援で中小企業診断士が行うことは、「人のやっていることに口を挟むコト」ということを忘れてはいけません。自分のことに置き換えるとわかりますが、自分が一生懸命にやっていることに対して、他人にヨコから「あーだこーだ」と言われたくはありません。でも、それをするのが経営支援なのです。
3.社長は一通りやっている
当たり前のことですが、社長は日々、業績が上がるように試行錯誤を行っています。中小企業診断士がヒアリングして思いつくような対策はたいていしていたりするものです。あまりにも安直な提案をすると、社長からの信用はなくなります。
4.まずは、話を聴く
だから、まずは、相手の話を聴くことが重要になります。どのように現実を捉えて、どう考え、どう行動して、どういう結果になったかを、まずは、一通り聴くと、見えてくるものがあります。