中小企業診断士の活動をしていると、自分の取っている行動について指摘されることは稀です。なんとなくうまくいっていないと思っても誰も何もいってくれません。そして、他人の活動について、何か言っていることを聞くことも基本的にはありません。でも、実は、色々と思っていることはあります。というお話です。
1.辛口の意見
今回の記事の内容は、月刊「企業診断」の2020年12月号の特集「活躍する診断士の条件」で私かインタビューされた記事からの抜粋になります。連載やブログでは、なかなか踏み込んで書かないところまで、インタビューで引き出されました。内容は、結果的に辛口の意見になりました。新人診断士や伸び悩み診断士の方に読んでほしい内容になっています。
2.活躍の場を広げられない診断士
中小企業診断士の活動はさまざまで、人それぞれです。それでもある程度はパターンを見出すことができます。中でも特に伸び悩んでいる診断士には特徴があります。
- 愚痴が多い
- 何ができるか言えない
- 診断士同期・独立同期とつるみすぎる
- ひとつ安定した仕事があることに安心して広げない
- 事務局業務にはまってしまう
これらの特徴に思い当たる方で、診断士活動がなんとなくうまくいっていないと感じている方は、行動を変えることで現状から脱することができます。できるはずです。
3.サバンナで生きていく勇気と覚悟
中小企業診断士の活動の領域の中には、守ってもらえる安全な領域と、守ってもらえない危険なことがある領域があります。その危険を伴う領域をインタビューの中で「サバンナ」に例えました。多くの人は、安全な領域での活動から始まります。そして、サバンナで生き抜くための術を身につけていきます。しかし、安全な領域にとどまる人もいます。
安全な領域の中でも、安定した場所は簡単にはたどり着くことができません。なので、そこに安住してしまう人もいるのです。そして、安全な領域を手放して、サバンナに出ることが怖くなってしまいます。でも、安住している人は、実力が十分ついているため「サバンナ」へ踏み出した方が、より柔軟に活動できて、活動領域を広げることができるレベルに達していたりします。できれば後進に道を譲って次のステップに進めばいいのにと思うことがあります。
インタビューで話したのは、このような「サバンナで生きていく勇気と覚悟」についての内容になっています。もし、詳しく知りたい方は、月刊「企業診断」の2020年12月号の特集をご確認いただければと思います。
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