中小企業診断士に合格すると、色々な言葉が目に入ってきます。その一つが「スタートダッシュ」です。せっかく、診断士になったんだから、その資格をいち早く使いたいモノですが、スロースタートも悪くない。というお話です。
1.スタート
中小企業診断士に登録をした後、どのような道を歩むのかは人それぞれです。
せっかく、診断士になったんだから、その資格をいち早く使いたいと思いますが、そもそも何をしていいか分からない状態がスタートラインの状況です。
その後、業界内に自分の居場所を見つけて、最初の仕事を得て、診断士活動が回り始めるまでが「スタート」のプロセスと言えます。そして、スタートが完了するまでの時間も人それぞれです。
2.スタートダッシュとは?
スタートが完了してみると、「あれは不要な活動だった」とか「遠回りだった」とかムダが見えてきます。そして、必要だったことだけつなぎ合わせた最短ルートが見えます。そして、自分の後輩がムダな苦労をしないために最短ルートを教えたくなるものです。その最短ルートでスタートを完了させることが「スタートダッシュ」と呼ばれるモノです。
3.スロースタート
私は、スロースタートでした。そもそも、診断士登録後1年は元の仕事を続けていて、いっさい診断士活動はしていませんでした。その後、一念発起して、スタートラインから一歩踏み出し、スタートが完了するまで半年かかりました。その間に何人もの人が仕事を得て、スタートを完了させるのを見ました。
スロースタートの私はスタートを完了する代わりに、さまざまな試行錯誤をしながら、より多くのケースを知り、さまざまな場を見ることができました。その間に近道の話も聞きましたが、遠回りした感じです。
4.スロースタートも悪くない
周りを見ると、どんどんスタートを完了していくので、焦りがでてきます。特にスター診断士的な人を見ると、どうやったらああなれるのかとも思います。
しかし、スロースタートも悪くありません。急いでいると見逃してしまうような風景を楽しむことができます。そして、それが活動の糧になることもあります。
独立すると収益ゼロの現実があるので、のんびりしてられませんが、対策を打てばスロースタートも可能です。
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