診断士受験と診断士活動を比較すると、診断士活動の方が楽しむことが難しい。というお話です。
1.診断士受験は楽しい
診断士受験は大変ですが「楽しい」と感じる仕組みがあります。その仕組みは主に2つあります。ひとつは、問題を解けるようになることで自分の成長を実感できることです。もうひとつは、「合格」という達成感を味わえることです。
2.診断士活動は楽しむことが難しい
診断士受験と比べると診断士活動を楽しむことが難しいです。診断士受験にあった「楽しい」と感じる仕組みが診断士活動にはないのです。
診断士活動をしていて「成長」を感じる明確な基準はありません。また、成長して達成感を味わうような「境目」が存在しません。
3.診断士活動の成長を感じるためにすること
診断士活動を通して成長したことを感じるためには、自分で基準をつくることが必要です。どんな基準にすればよいかというと「提案に納得いただいた回数」「(本当に)感謝された回数」「依頼される案件の件数」などからはじめて「クライアント企業の業績が良くなった件数」「クライアント企業の売上が向上した額」なども考えられます。
基準以外にも他社の反応から自分の成長を感じることができます。経営支援は密室になることが多いですが、第3者が同席することもあります。その人の反応からも自分の成長を感じることができます。
4.診断士活動の達成を感じるとき
診断士活動を通した成長の積み重ねから達成を感じる仕組みはありません。案件ひとつひとつが終わるごとに達成感はありますが、中長期的な視点からの達成感を感じることは難しいです。
ひとつの目安としてお勧めするのは、長い付き合いの診断士から「認められる」ことです。自分の成長の度合いは自分では感じにくいモノです。他者から見た方が分かりやすかったりします。