診断士として活動するとき、期待に胸を膨らませてビジョンを描きます。その際に自分にばかり焦点を当ててはいけません。というお話です。
1.りっぱな診断士
診断士試験に対して苦労する度合いは人によって異なります。苦労した人ならなおさら、「とても苦労してとったのだから、その分だけ人から評価されるはず」と考えてしまいます。そして、その評価される「りっぱな診断士」としての人物像を自分のビジョンとして描きます。
2.描くビジョン
新人診断士の人から、診断士としてのビジョンを聞くと「〇〇ができる診断士」とか、「○○が得意な診断士」というような表現を使います。聞いているととってもカッコいいビジョンに聞こえます。
でも、これらのカッコいい診断士像はクライアント企業には響きません。「で?」という感じです。本人はカッコいい診断士になりたいと考えます。そして、そんなカッコいいなら仕事も来るはずと考えます。しかし、企業にとっては、カッコいいかどうかは関係ありません。
3.企業が求めるモノ
企業は診断士に何を求めるのか考えてみると、見えてくるモノがあります。企業は「何ができるか」よりも「何をしてくれるのか」を知りたいのです。一見同じようですが違います。
この違いに気がつかないと「なぜ、仕事がこないのか?」「なぜ、顧問契約が取れないのか?」と悩むようになってしまします。
4.お客様視点
ようはお客様視点です。ビジョンを描くとき「カッコいいりっぱな診断士像」を描くことはいいことです。自身のモチベーションもアップします。そして、そこからもう一歩進んで、「そうなったら企業に何をもたらせることができるのか?」と考えてみましょう。
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