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早期退職からの独立診断士

世の中の変化に伴い、新しい業態に変化するために事業の再構築(リストラクチャリング)を試みる企業が増え、早期退職者を募集する企業が増えています。
そんな中、私の周りでは、早期退職をして独立する企業内診断士が多く出現し始めています。
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1.早期退職

早期退職募集がされるということは、ベテランの従業員から見ると慣れ親しんだ業務が会社に必要とされなくなったことを示します。
ベテランの従業員の取る道は、会社が求める新しい業務に必要なスキルを身に着けて順応するか、いままで身に着けたスキルを別の会社で発揮するのかの選択になります。

2.診断士として独立するときの課題

診断士として独立するときの課題は、「ほんとうに食っていけるのか?」です。
具体的には、これまで、勤務先で築き上げてきたもの(給与・スキル・信頼・関係性など)を手放し、新しい道に進んだときに生活が維持できるのか?維持できなかったときに路頭に迷ったらどうしようという不安です。


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3.早期退職は独立時の課題の解決策の一つ

診断士として独立するときの課題の中でも大きなモノは「お金」です。独立するということは、それまで、当たり前のように毎月振り込まれていた給与がなくなるということです。収入の変化は、生活の維持に直結する問題です。
所属している会社にもよりますが、早期退職は通常の退職よりも多くのお金を得ることができるケースが多いです。
独立診断士として活動を始めて順調にいったとしても、実際にお金を得るまでにはタイムラグがあるので、数か月収入が0になるケースが多いです。
その収入ゼロの期間に、早期退職で得られるお金を充てることで生活への影響を減らすことができ、家族を安心させることができます。

4.不景気なときには診断士の需要は増える

経済の仕組みが変わるときに早期退職は募集されますが、そんなときは世の中が不景気で、診断士の需要が増えるときでもあります。
昔よりも、診断士の活躍できる場所は増えているので、より診断士の需要は増えることが考えられます。

以上のような事情が、最近の早期退職からの独立診断士になる人が増えている要因なのではないかと、私は考えています。


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