以前と比べると補助金申請支援の仕事は増えています。補助金申請支援は中小企業診断士の得意が生きる仕事です。というお話です。
1.補助金
補助金は、国や自治体の政策目標(目指す姿)に合わせて、事業者に取り組んでほしいことを示し、賛同する事業者の取り組みに必要な資金の一部を給付するというものです。
国や自治体が求める取り組みは、新しい設備を導入して生産性の向上や付加価値を向上させる取り組みや、新しい事業への取り組みや、環境の変化に合わせた業態の転換への取り組みです。
中小企業診断士の1次試験の「中小企業経営・政策」で覚える内容です。
2.補助金申請支援
中小企業診断士の主な仕事の1つに「補助金申請支援」があります。中小企業が補助金の申請をする際に、企業の分析や、事業の分析。補助金で取り組む事業の事業計画を示し、補助金を活用した効果を検討することが必要になります。企業や事業の分析や事業計画の策定は、中小企業診断士の得意分野なので、補助金申請時に支援を求められることがあります。
3.中小企業による書面化の難しさ
中小企業は、日常業務に追われ、事業計画が社長の頭の中にあるというところも少なくありません。企業や事業の分析をまったく行ってないわけではないのですが、外部に説明する機会もないため、書面に落とすことを日常的に行っているわけではないので、中小企業にとって不慣れな作業になります。
4.中小企業診断士の得意なこと
中小企業診断士の仕事のひとつである経営支援では、経営者や従業員からヒアリングし、そのヒアリング結果と財務諸表の内容から企業を把握し、分析し、問題点を洗い出し、対策を提案することを行います。その対策の効果を検討する際に事業計画も作成します。日常的に行っているコトなので、経営支援を行っている人は熟練されていて得意なことです。それは、補助金申請支援の際にも有効です。
※この記事は、企業診断ニュースの2021年5月号「補助金申請支援について-埼玉県中小企業診断協会の見解」を参考に描いています。
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