中小企業診断士試験の最後の関門のひとつの実務補習では、指導員の方がサポートしてくれます。指導員の意見と自分の意見が合わないコトもあります。そんな時は、「守破離」を思い出し、まずは、型を守ってみましょう。というお話です。
1.守破離
守破離は、武道で教えを乞う時の態度のステップを3文字で表したものです。「守」では、師が教える型をアレンジせずに「守る」ことで、教えを体に覚えこませる段階のことです。「破」は、「守」で体に覚えこませたことを、「破る」段階のことです。あえて破ることで、教えの型の理解が深まることがあります。「離」は、型から離れる段階です。体得した型を身に着けた状態で新たな領域に進むことで、新たな発見をすることができ、世界が広がります。
2.指導員
指導員は型を提示します。納得がいかなければ質問してもいいですが、反発はやめておきましょう。実務補習先の企業の顧問である場合が多く、ドキュメントでは伝えきれない情報を持っていて、参加者よりもその企業を知っています。
3.実務補習は、試験では手に入らないノウハウが手に入る
実務補習は、中小企業診断士として登録する一歩手前の状態です。登録後に役に立つ経験をより多く得るためにも、指導員の言葉には耳を傾けましょう。試験で得た知識とスキルを、活かす方法を学ぶのも実務補習の一面です。
実務補習で、指導員とケンカをするひとも実際にいます。指導員とケンカしても何も生まれません。指導員はベテラン診断士でもあるので、さまざまな体験をしています。中小企業診断士として活動を始めたらよく顔を合わせる場合もあります。迎合する必要はありませんが、まずは、「守」を実践してみましょう。
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