中小企業診断士の仕事は、自分でもビックリするくらい偶然が重なって辿り着きます。というお話です。
1.仕事がほしい
独立は準備が大切と別の記事で書いていますが、私は準備なしで独立したタイプです。私が中小企業診断士をメインの仕事にしようと思って活動をはじめたとき、まったくなにもなく、半年ほど仕事がありませんでした。その時に思っていたことが、「仕事がほしい」でした。
2.仕事が来たら困る
仕事が欲しい反面、いきなり仕事が来ても一人でやり抜くイメージがまったく持てず、「仕事が来たら困る」とも思っていました。「仕事がほしい」と思う日々でしたが、実際には、目の前を仕事が通りすぎていました。
3、仕事はある
思い返せば、実は仕事は目の前を通り過ぎていました。いくつか覚えているモノがあります。
ひとつは、とある研究会に参加していた時に、「この中で、この案件できる人いる?」という声が上がりました。ある分野の知識があることが前提の仕事でしたが、自分はいまいち知識不足で躊躇しているうちに、他の人が手を挙げて目の前で話が進んでいきました。その流れを聞いていると、自分の力量でも十分な話でした。
もうひとつは、とある研究会に参加していた時に、「この中で、この執筆案件やりたい人いる?」という提案がありました。すると、周りの人が次々に手を挙げました。見かねた人が「君もどう?」という感じで振ってくれましたが、執筆経験がなく、断ってしまいました。
4.準備不足
仕事を見送った2つとも、原因は自分の準備不足でした。いつ、何が来るかは、わかりませんが、自分が何をどのくらいの質でできるのかは明確にしておく準備が必要です。また、自分が参加する活動を選ぶときに、どんな仕事に繋がりそうなのかを考えることも準備として必要です。また、プロコン塾などで、中小企業診断士の仕事についての基礎知識を得ることも準備として必要です。