中小企業診断士として、一歩踏み出す時に、 中小企業診断協会へ入会しますが、 入会する都道府県や数に制限はありません。戦略をもって、所属する都道府県協会を選んでいる人たちのお話を6つ選びました。というお話です。
1.都道府県協会の役割
それぞれの都道府県協会ごとに、さまざまな活動をしています。所属する中小企業診断士の品質を向上させるために、プロコン塾や研究会などを開催してたり、所属している中小企業診断士を活用して、地域の中小企業の業績向上ための支援をしたりしています。
2.都道府県協会
都道府県協会は、各都道府県に1つ設置されています。中小企業診断協会に入会するなら、最低でも1つの都道府県協会に所属しなければなりません。どの都道府県協会の選び方は下記の記事を参照ください。
3.所属する都道府県協会に制限はない
所属する都道府県協会は、住んでいる場所に関係なく、どの都道府県の協会に入ってもいいです。さらに、複数の都道府県協会に入っても問題ありません。余談ですが、複数の都道府県協会に所属する時は、所属している分だけ年会費の負担がかかります。お金に糸目をつけなければ、47都道府県協会すべてに所属することは可能です。
4.戦略をもって、所属する都道府県協会を選んでいる人たちのお話
戦略をもって、所属する都道府県協会を選んでいる人たちのお話を6つ紹介します。
①将来のUターンを見据える
東京に住んでいる方が、将来的にUターンを考えて、出身地の協会に所属している人。
活動の中心は、現在、住んでいる都道府県協会ですが、帰省時に出身地の協会に顔を出したり、出身地で開催されている理論政策研修に参加したりして、将来、Uターンする出身地の中小企業診断士と交流を持つ人がいます。
②地方から東京へ通う
地方に住んでいる方が、東京の協会に所属して、勉強会や活動に参加するために、飛行機や新幹線で通う人。
生活をしているのは地方ですが、遠く離れた東京都中小企業診断士協会に所属して、その中の勉強会や活動に参加して自己研鑽を積んでいる人がいます。交通手段は飛行機や新幹線になりますし、宿泊する場合もあります。
なぜそんなことをするのか聞いてみると、「地元にはない、勉強の機会が、東京にはたくさんある」ということでした。
③仕事エリアを考慮する
1つの協会で理事をやりつつ、もうひとつ、仕事をしているエリアの協会に所属している人。
所属している都道府県協会があるところで、仕事が拡がるとは限りません。専門としている分野や、人のつながりによって、隣の都道府県で仕事がすることが多くなることもありえます。そんなとき、そのエリアの都道府県協会に所属した方が、仕事がスムースな場合があります。
④人のつながり
住んでいる所とは別の、お世話になった人がいる協会に所属している人。
お世話になった人を尊敬して、師弟関係とまではいかなくても、学ぶことが多い場合、その人がいる都道府県協会で、いっしょに活動するために、そこに所属する人がいます。通うための時間をビックリしますが、いきいきと活動していたりします。
⑤広領域対応
1つの協会に所属して、人のつながりを広げるために、全国各地の都道府県協会に顔を出す人。
この人は特殊なケースだと思いますが、全国に知り合いの中小企業診断士が多くいる方です。各都道府県は、協会員であればウェルカムな場合もあるので、このような活動もできます。
⑥入会しない
あえて、協会に入会しない人もいます。自分で自分を育てることができて、仕事を自分で開拓できるタイプの人は協会に入会しません。協会に所属するのとは別のエコシステムを構築しています。
戦略をもって、所属する協会を選んでいる人たちがいます。ただ、なんとなく行動するのではなく、戦略をもって活動することをお勧めします。
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