中小企業診断士の仕事に、「経営支援」や「研修」があるので、「教える」イメージがあります。この「教える」ことは具体的にどういうことなのか?というお話です。
1.「教える」機会
中小企業診断士の仕事に、「経営支援」や「研修」などがあって、その中で、「教える」機会が多くあります。「教える」主な対象は、経営支援の現場では経営者、研修の現場では経営者や従業員などです。
2.何を「教える」のか?
経営支援の現場では、世の中の動向や、会社の実態(財務・事業)、会社の実態の診方、関連する知識やツールなどを教えます。
研修の現場では、研修のテーマに関する知識や具体的な考え方、やり方などを教えます。
3.「教える」とは何か?
中小企業診断士として仕事をはじめたとき、知識を相手に「教える」というイメージを持っていましたが、すぐに、「教える」だけでは足りないと感じました。
「教える」とは何か?と調べてみると「「意味」を相手に提供すること」です。そして、似た言葉に「伝える」があって、「「意図」を相手に提供すること」でした。
人はあなたの言っていることの日本語としての意味が分かったからといって、動きません。あなたが意図していることが伝わって初めて動くのです。
(引用:プレジデントオンライン 『「教える」と「伝える」は違う』小宮一慶)
4.「伝える」ことも必要
「教える」ことに感じた不足感は「伝える」ことで埋めることができました。中小企業診断士としての仕事では、「経営支援」にしろ「研修」にしろ、「伝える」ことも必要です。
5.「教える」だけでは足りない「伝える」ことまでが必要
中小企業診断士制度が見直された時に、中小企業診断士に求められることが「指導」から「支援」になったことを踏まえて考えて見ても、「教える」だけでは足りない「伝える」ことまでが必要なことが分かります。
3分でわかる『中小企業診断士の歴史②「中小企業診断士の転機」』
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