診断士受験期は、人生でも稀に見る試練の日々ですが、それ以上に情熱的な日々でもあります。中小企業診断士になったあとの原動力は、その情熱の熱量だったりします。というお話です。
1.妄想が大切
診断士受験生のツイートを見ていると、「この辛い時期を乗り切ったら、〇〇という活動をするンだ」的な発言を目にすることがあります。中小企業診断士になったあとの世界に希望に輝いていて、読んでいる私も元気になります。
中小企業診断士として経験を積んで現実をいろいろと知っている立場から見ると、いろいろと言いたくなることもありますが、それを言ってしまえば老害となってしまいます。
いろいろな現実を知ってしまった今では思い描けないことが描ける診断士受験期の妄想の力の大切であることを、中小企業診断士になった後に失ってしまうこととともに気づきます。
2.中小企業診断士になると診断士受験期の情熱がさめていく
中小企業診断士になって活動をはじめてみると、いろいろな現実を目の当たりにします。一番は、診断士登録まで辿り着いた場所が、実はスタート地点で、自分に不足している多くのことがあることに気づくことです。
そして、現実を踏まえると診断士受験期に考えていた活動は遠い世界のように思えて、まずは、目の前にある現実に対応することで手一杯になってしまい、診断士受験期の情熱はどこかにいってしまいます。
3.情熱を忘れないことが大切
実は、中小企業診断士になった直後に感じる不足感は、スランプと同じで、目標が上がったことによる現状と理想の相対的なギャップに気づいたときに起こる現象です。そして、その不足感を満たすための期間はそんなに長くありません。
しかし、その不足感を満たす時期に、腐ってしまうと、次のステップに進むための熱量がなくなってしまったりします。