中小企業の経営コンサルタントとしての役割を期待されている中小企業診断士の仕事の中で、一番、中小企業診断士らしい仕事です。今回はそのプロセスの中の「施策策定」のお話です。
- 1.身の丈に合った施策
- 2.恵まれた職場環境にいた人は注意が必要
- 3.「難しいからできない」ではなく「できるように説明する」できることが必要
- 4.大手コンサルファーム出身者は、やり方を変える必要がある
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1.身の丈に合った施策
クライアントが納得できる「課題」と対になる「施策」を策定します。効果の出る施策を作ることはもちろんですが、課題と同様に、施策にもクライアントのことを考慮にいれることが必要です。クライアントの状況を鑑みて、実行可能な施策を策定することが必要です。
2.恵まれた職場環境にいた人は注意が必要
中小企業の経営資源は限られています。恵まれた職場環境にいた人の中には、自身の成功体験を元に、実現が難しい施策を考える人がいます。それができれば、解決できるかもしれませんが、「そのために必要な経営資源はどこにあるのか?」となることがあります。
3.「難しいからできない」ではなく「できるように説明する」できることが必要
「中小企業が大企業と違い難しいことができない」とは、考えません。できるように説明することが中小企業診断士に求められます。そのためにツールを作ることなども中小企業診断士には必要です。問題は難易度ではなく、それをする人手が問題になることが多いです。
4.大手コンサルファーム出身者は、やり方を変える必要がある
中小企業診断士と大手コンサルファームでは、同じ経営コンサルティングでもやり方が違います。その違いに戸惑う大手コンサルファーム出身者もいます。対応できる大手コンサルファーム出身者もいます。自分の過去の成功に頼らず、自分一人で、目の前のクライアントと都度向き合うことが必要なのが中小企業診断士に求められることです。
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